EMO牛(エモー牛)で知られる有田牧畜産業の直売所を以前紹介しましたが、その直売所(西都市大字茶臼原)が去年末に建て替えられましたので、あらためて紹介したいと思います。
大きなレストランでも出来たか、という位に立派です。中は以前と内容は同じで、精肉店です。
新たに精肉店らしいショーケースも登場しました。
この建て替え工事の間(工事中は仮設のプレハブで営業していました)、訪れる度にあらためて気が付きました、ここには牛が居るんだなと。
有田牧畜産業はこの数年、牛舎がドンドン増え、直売所の周りはぐるりと牛舎に取り囲まれています。ところが凄く静かなんです。
牛舎というと、牛がモ~モ~鳴いているイメージがありませんか?有田牧畜産業の牛はまったくといって良いくらい鳴かないんです。なんでも、牛は要求や不満が無い限りは鳴かないそうなのです。EMO牛は満たされて育てられた、農薬フリーなだけでなく、ストレスフリーな牛なのです。
それが直売所の工事中は、直売所の直ぐ近くの牛達が鳴いていたんです。うるさかったんでしょうね。今はまた、とても静かな有田牧畜産業に戻っています。
直売所には冷蔵庫や冷凍庫にパック入りの商品が並んでいますが、生肉の切り売りもしています(レジにはメニューが置いてありますよ)。
前回も書きましたが、我が家に欠かせないのがモモのステーキです。
EMO牛は脂はもちろんのこと、赤身が旨いのです。赤身の塊であるモモは、もっとも味わい深い部位だと思います。
これはモモのステーキの調理例です。濃厚なソースをかけても、それを凌駕する味わいが肉自体にあります。
脂身の多い部位は、当然の如く美味しいですよ。特に焼肉用のハラミは絶品です。僕なんてハラミ一切れで、ドンブリ飯一杯を食べきる自信があります(笑)
市川崑監督の映画「ぼんち」を観ました。
ぼんちとは大阪の方言でぼんぼんの事を意味するようです。ただ映画では、ぼんちとぼんぼんを区別しています。
ぼんぼんは金持ちの放蕩息子、ぼんちは遊んでもケジメはつける、仕事が出来て家も守る、という感じでしょうか。
昭和初めの大阪の船場が舞台。足袋問屋の息子喜久治(市川雷蔵)は遊びが過ぎることを心配され、祖母(毛利菊枝)と母(山田五十鈴)に言われるまま弘子(中村玉緒)を嫁に貰う。しかし子供が出来ると弘子は家風に合わないとして、祖母と母に離縁させられる。
以降は結婚せず、父(船越英二)亡き後の問屋を切り盛りしながら、ぽん太(若尾文子)、幾子(草笛光子)、お福(京マチ子)、比佐子(越路吹雪)を妾にする。やがて時代は太平洋戦争へ突入する、といったあらすじです。
この映画はなんと言っても役者ですね。日本の名優博覧会といった感じで、その演技を観ているだけで大変楽しめます。
市川雷蔵と船越英二の、何とも力の抜けた父子のやり取りが最高です。二人の絡みは結構短いのですが、いつまでも観ていたい様な癒しがあります。ちなみに二人は8歳しか歳が違わない(船越が上)んですよ、船越(当時まだ30代)の演技には驚かされますね。
そして女優さん達の個性が強烈です。特に毛利菊枝のお祖母ちゃんは怖い!こんな人が身近にいたら、気が変になっちゃうでしょうね(笑)
それにしても喜久治は女性に関して良い趣味してます(笑)ぽん太はどこから見ても美人で、これに手を出さない男は無いだろう、という感じですが、あとは何だか熟れてますよねぇ(笑)特に比佐子に手を出したのには驚きましたよ(笑)
女系家族で育った喜久治はマザコンである、という設定なのでしょうか?それとも市川崑の趣味?
映像は相変わらず素晴らしいのですが、特に印象的なのが瓦屋根の美しさです。既存の建物を撮ったのか、セットなのかは分かりませんが、黒光りする瓦が整然と並ぶ姿は息を呑む程。
僕は将来、洋風な家に住みたい、と思っていたのですが、この映画を観てから、瓦のある和風の家もイイなぁ、と思うようになりました。
この映画、女性が観るといたく感心するものがあるみたいですよ、一緒に観ていた女性は何度も頷いて感慨深そうにしておりました。女性の怖さが表れているらしいです。
原作は山崎豊子で、脚本は和田夏十という、女性が女性を描いた作品であるからかもしれません。
男である僕の感想としては、やっぱり男は甲斐性がないとイカンな、という感じですかね(汗)
まったく僕はぼんちではありませんね、完全なぼんぼんです、お金はありませんが(汗)
今日(正確には昨日)は節分ですね。節分といえば恵方巻です。一般的には豆撒きかもしれませんが、我が家では長い事やっておりません、一応大豆を歳の数食べましたけどね。
そして我が家の恵方巻といえば、今年も小川屋(宮崎市柳丸町)の恵方巻です。
去年普通の巻き寿司の恵方巻を紹介しましたので、今年は併売されているレタス巻を紹介したいと思います。
レタス巻を知らない方に説明しますと、レタスと海老とマヨネーズを巻いた巻き寿司です。宮崎人にとっては、チキン南蛮と並ぶ御当地グルメです。
宮崎では、レタス巻がメニューに無い寿司屋はまずありませんし、スーパーの御惣菜コーナーには100%置いてあります。
あえて郷土料理と書かずに御当地グルメとしたのは、チキン南蛮共に歴史が浅いからです。肉巻きおにぎりよりは全然歴史がありますが、登場から半世紀も経ってません。
小川屋の恵方巻としてのレタス巻は普通の巻き寿司バージョンと同じく巨大です。
比較の為に並べているのはiPod classicです。
今年は普通の巻き寿司を1本丸かじりし、レタス巻1本を2.5人で切り分けて食べました。
西南西を向いて巨大な恵方巻を頬張り始めましたが、自分でもビックリするくらいすんなり完食してしまいました。美味しいからなのか、単に食欲旺盛だからなのか・・・
それからレタス巻を食べたわけですが、レタス巻って禁断の巻き寿司なんですよねぇ。巻き寿司って重たい食べ物(食後胃が重たいです、体重も重た~くなります)じゃないですか、レタス巻も実際には重いのですが、レタスの爽やかさに騙されるんですよねぇ。
共に食べる1.5人を、お前さんまだ食べるんかい?それはアタシには残してくれんのかい?と思いながら、ジッと見つめる僕なのでした・・・
最近巻き寿司ですらない物が恵方巻として登場しているようです、ロールサンドだったりロールケーキだったり。
そんな物丸かじりするくらいなら、小川屋のレタス巻にしときましょうよ(笑)